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占い師が用意してくれたのは、二階の東側にある、娘さんが使っていた部屋だった
他人の私が使っていいのか、戸惑ったが
1ヶ月くらい前に嫁いで行ったので、使っても大丈夫と占い師がいうので、ありがたく使わせていただく事にした
部屋の中は少し埃っぽいが、綺麗に整頓されていて、家具も少しだが残っていた
「ちょっと埃っぽいけど、掃除すれば使えるでしょう。だからこの部屋を使って頂戴」
占い師はそう言うと掃除道具を取りに行くと部屋を出ていった
私は神様の為、次元の為に殺されてしまったが(大袈裟だが、本当にそうなのだから仕方ない)この世界に来たことに後悔はない。あの次元に未練は一つあるが、私はこの世界で精一杯頑張ろうと思う
私はそう決意しながら綺麗に咲き誇る花が見える窓に手をかけ、部屋の空気を入れ替えるため開け放った
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