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「だからこの外側の円は結界でこれに当たって跳ね返る力で肉体に宿っていく。だけど当たる衝撃で魂の記憶は消えてしまうし、衝撃に耐えられなかったら魂は消滅してしまうんだよ」
白蛇は持っていたペンをおき私の方を向いた
「でも最近は魂が生まれすぎて次元が壊れそうなんだ。感情は重く強ければ独立して意思を持ってしまうからね……意思が在ればどんなに歪でも魂と言える」
そんなマクロな事をいわれても困るのだが……
「そこで君にお願いがある。僕は魂の願いを叶えると成長することができる」
だったら私じゃなくても……
「君じゃなきゃいけないんだ!」
「何故?」
私がそう聞くと白蛇は胸?を張ってこういった
「君が一番普通じゃ叶えられないけど次元に影響がない願いを持っているからだ!」
死んでんのに何が願いだ
生きてるときに言って欲しかった
「でも君に拒否権はないよ。君は願いを叶えなきゃいけないんだ」
声を落としていう白蛇
だったらやってろうじゃないか、私が小説の主人公だったらこう言うはず
「願いは決まった?」
「私の願いは……
魔法がある次元に世界に飛ばしてくれ」
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