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光が収まると、目の前には沢山の木々達が、鬱蒼としていた
せめて、もっと明るい場所に飛ばして欲しかったな
そう考えながらも、とりあえず人が通る道に出ようと歩き始める
私が飛ばしてもらった次元はアイソトープというらしい
私が死んだ次元では同位体を示す言葉だったはず
白蛇によると
「ほとんど似た次元だけど言語や通貨は統一されているし、君が死んだ次元より圧倒的に魔術的だ」
らしい
異世界に来て、一番心配すべきことは言語であるが、やはりそこは神様である、白蛇がなんとかしてくれた
そのおかげで言葉の壁という、面倒なものが無くなるのは嬉しい
流石に、金銭的については、自分でどうにかして欲しいと言われたが
そうこうしているうちに道に出た
森の中を切り開いて作ったらしく、道の両側の広さは、車が通れぐらいだ
道に出て、まわりをきょろきょろ見ていると、道の向こうから荷台をひいた馬が見えてきた
乗っけてもらって街まで行けないだろうか……
街まで行けば、どうにでも出来ると思う
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