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俺はどこにでもいるアニオタニート…ついさっきまでそうだった。
しかし今はどうだろう。
死界とやらの入口に立っている俺がいる。
それは数時間前に遡る…。
目の前に知らない奴、もとい知らない幼女がいる。
知らないと言うのは初対面の人と言うことではない。
今までに全く見たことが無く、この世界の生き物ではなさそうということだ、電波的な意味で。
背中からは蝶の様な羽が生えており目の色がエメラルド
おまけに手には「それなんていうメルル?」と言えるスティックが握られている。
さぞ不可思議な事に憧れているのだろう。
もし現世でこんな人がいたら間違いなく電波だ。布団にくるまって行動する彼女に匹敵するだろう。
俺はその彼女を気にかけるようなイトコにはなれそうにないと、目の前の電波少女を見てつくづくそう思う。
しかも俺は寝起き、つまり、ここは俺の部屋である。
どう考えても不法侵入ですね、ほんとうにありがとうございました。
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