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手を胸に当てる。
どうやら切れてないようだし傷もないところを見るとさっきまでのは夢…な訳ないな…。
「おいこら幼女。今何しやがった?そしてここどこだ?」
「肉体ごと棗さんを死界につれてきました!ここは死界の荒野です。さぁあそこに見える門まで逝きましょう!」
「…来る前に俺に何かしたよな?」
「はい!死神の鎌、俗に言うデスサイズをですね、こう、棗さんの胸元に、こう、ザクッと、ね!」
鎌を降り下ろす仕草をしながら、ニンマリしながらこちらをみる。その顔は満足気でムカついたから、とりあえずほっぺた引っ張ってやった。
「いひゃいでふよ!なふめはん!」
涙目で訴えるリィス。もうね、ドツボですね。その後「でも、それが気持ち良い」と頬を赤らめて言っていたのにはマジで引いた。
「さぁ町に入りますよ!一刻も早く冥王様に報告しなくちゃいけないんですから!」
そして今に至るわけだ。
簡単に説明したけど、分かっていただければ、ありがたい。
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