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音緒「ほんとに、ごめんなさい」
音緒は深く頭を下げる
ヘーゼル「やめとくれよ、そんなに迷惑はしてないし。あんたはこれを探してこの町に?」
音緒「はい、でもすぐになくなっちゃって、なかなか手に入らないんです…」
ヘーゼル「ふーん…あぁ、まだ名乗ってなかったね。あたしはヘーゼル、シアレンスって町で雑貨屋やってるんだよ」
音緒「あ、シアレンスって知ってます!あの三ツ星料理人のグルテンさんがいるところですよね?」
ヘーゼル「へぇ、あの人も結構有名なんだねぇ…」
音緒「それはもう、あれほどの腕を持ちながら、どうしてそんなところにいるのか不思議なくらい…あっ!ごめんなさい!そういうつもりじゃ…」
ヘーゼル「まぁ仕方ないさ、田舎には変わりないからね。ところで、このケーキだけど」
ヘーゼルは外気に晒さないように箱に戻しておいたケーキを再び取り出す
ヘーゼル「貰い物だし、2つあるから、1つあげてもいいよ?」
音緒「えっ、いいんですか!?」
ヘーゼル「その代わり、あたしにデュエルで勝ったらね」
音緒「え?」
ヘーゼルは音緒の腰にかかっているものを指差す
ヘーゼル「それ、デッキケースだろ?」
音緒「あ、やっぱりわかります?」
ヘーゼル「デュエリストなら、欲しい物はデュエルで掴むもんだ」
音緒「…わかりました、やります!」
二人はそれぞれ、荷物からデュエルディスクを取り出した
ヘーゼル「久々のデュエルだねぇ、楽しませておくれよ?」
音緒「全力でいきます!」
ヘーゼル&音緒「デュエル!」
音緒 LP4000
VS
ヘーゼル LP4000
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