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「そうかな?」
俺がそう言うと、
「どーゆう意味ですか?」
「あの二人はあなた達が自分のした悪さに気づいてほしかっただけ。あなた達はもう気づいてる。頼めば戻ってきてくれるんじゃない?」
俺がそう言うと、副会長はさっきよりも顔を歪めて言う。
「頼んでも戻ってきてくれなかったら…!?もう嫌われてたら!?」
ったく。なに弱気になってんだか。
「戻ってきてくれなかったら、はねーんだよ!戻ってきてくれるように頑張るんだよ!最初から諦めてどーすんだ。それに、こんな事で嫌いになるようなアイツらか?初等部からの仲なんだろ!?何が何でも戻ってきてほしいほど大切なんだろ?!」
「「「っ……………」」」」
「…謝りにいきます。そして戻ってほしいと伝えます。あの二人は僕達には欠かせないんです。」
「うん!許してくれるまで何回でも謝るよぉ!」
「戻ってきてくれるまで何回でも頼むよぉ!」
「あの二人はかけがえのない存在だからな~!」
そう言う皆の目は曇りのない真っ直ぐな目をしていた。
フッ…
上出来だな。
「だってさ。どーする?会長、疾風。」
「「「「…え?」」」」
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