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「怪我はない?」
紳士風に練司が聞くが、
「怪我なんてないわよ。あんた、私の身体能力なめてるわね?
私は、そこら辺の可愛い女の子とは違うの!」
と、牙を向かれてしまった。
あぁ、そう言えば、他にも、合気道、柔道、空手なんかの特技もあったけ。
しかも、すべて、学生にしてはお偉いほう。
なんつー神経…。
女の子慣れしていない(縁がない)練司は、少々しどろもどろだ。
練司の中の女の子とは、愛嶋りんかだけなのだろう。
少し可哀想に見えてくるのは、俺だけだろうか。
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