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なんとか旦那は命を取り止めた。
[アナフィラキシーショック]
この、訳の解らない長い名前の症状が彼を襲った。
アナフィラキシーショックとは、アレルギーの症状で、普通はスズメバチなんかの毒性の強い蜂に刺された時におこる症状みたぃ。
スズメバチに刺されて命を落とす人が居るように、旦那は痛み止めの薬で死にそうになった。
そんな散々な結婚記念日を過ごした日から、旦那はどんどん堕ちていく……
アレルギーが色んなモノに発症してしまう。
どんなタイミングで、何に対して発症するのかワカラナイ。
旦那は不安で一杯になっていた。いつ爆発するかわからない爆弾を常に抱えていた。
解ってあげたくても、私は日々の仕事に追われて、生活の為に必死だった。
旦那はどんどん仕事に行かなくなっていく。
まさに悪循環だった。
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