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「だって仲直りって言ったら、普通ハグでしょ」
「それは外国の話だろ!却下だ!絶対に嫌だ!」
「私も一緒にやるから」
「それならもっと却下だ!」
「ま、京香の意見は聞かないとして」
「おい!?」
「どうかな?宗介君。ハグで許して貰える?」
「いや、許すも何も」
謝られたからいいんだってば
「分かった………それだけじゃあ満足出来ないんだね!?よーし、こうなったら京香の上目遣い+涙目+『スク水着用』も着けちゃう!」
「ぶふっ!」
姉貴が吹き出した
………まあ、見たくないわけではないが………大学生の姉のスク水姿って………弟としてはいささか………
「オッケーです」
あれ?口が勝手に返事したよ?
「いいってさ京香!良かったね!さあさあそうと決まれば早速着替えよう」
「え?ちょ、待て」
美鈴さんは、姉貴を連れて俺の部屋から出て行った
………美鈴さん………もしかして自分が見たかっただけなんじゃないだろうか?
つうか俺は朝っぱらから何をやってるんだろう………
………まあ、確かに先程の姉貴は抱き締めたくなる位に可愛かったのは認めよう。だが、やはりそこは姉弟だぜ?流石に抱き締めたりはマズいと………
「お待たせー!」
一人悶々と考えていたら、美鈴さんが帰ってきた
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