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「あ、あの………」
「お静かに。下手に喋るともう光が見れない体になりますよ?」
「………」
え?どういう事だって?ハッハーそんなの俺が聞きたいぜジョニー
「着きましたよ」
そう言って連れてこられたのはこの家の厨房だった
「では、単刀直入に言います」
「………あい」
「先程の紗英様の独り言………聞きましたね?」
「な、ななななな何のこっちゃ?」
「………そこまで分かりやすく動揺してくれると助かりますね」
しまった!俺嘘が苦手だった!(嘘)
「では………あれを聞いてどう思いましたか?」
「ど、どう、とは?」
「紗英様は、貴方が好きです」
俺が現実逃避していた事を、執事さんはアッサリ言いやがった
「毎日貴方の写真にキスをするぐらい」
「え…?写真なんかいつ撮られてたんですか?」
「下校中に陰からこっそりと撮らせていただきました」
肖像権の侵害だ
つうかそんなプライベート情報をキスされてる本人に教えるなよ
「で?どうなのですか?」
「いや、どうって言われても………」
いきなり言われても混乱しちまうぜ
「ちなみに残念な答えだった場合は………あなたが残念になります」
………目がマジだ………
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