マヨネーズって言うほど白くない

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さて月曜日になりました 新しい朝が来た。希望の朝だ。喜びにほにゃらら抱き青空仰ごう 「うー、メシメシ」 飯を求めて階段を駆け下りている俺は今年高二のごく一般な男の子。強いて違うとこをあげるとすれば………変態だってことカナ 「ん?」 ふとテーブルを見ると、とてもかぐわしい匂いを放つ食べ物が鎮座していた ウホッいいカレー 『食わないか』 「はっ………」 『いいのかい?ホイホイ食っちまって………俺は変態でもお構いなしなんだぜ?』 「………いいんです」 アッーーー! と、まあそんな感じで飯を食い終わり、身支度を整えて家を出た 「太陽が眩しいぜ………」 爆発すればいいのに 車庫から自転車を出して学校へ向かう 耳にイヤホンを装着し、軽く歌を口ずさみながらペダルをこぐ 「アイキャンヒートマイハートベールッ!どうしたって言ーうのーッ!俺のベルッが鳴るーーーッ!♪」 そう、軽く口ずさみながら 登校中の他の生徒の目線を感じながらも俺は学校の校門をくぐった 「オッス田端」 「それーでも………ん?ああ、おはよう河内」 歌が四週目に入ろうとした時に声をかけてきたのは、この学校で知り合った友達、河内周五郎だ 見た目はスポーツマン、中身もスポーツマン、友好関係が広く、俺の周りに居る中ではまともな部類に入る 「田端は朝からご機嫌だな」 「そうか?別に普通だぞ?」 自転車を指定位置に置き、俺達は校舎に入った
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