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「おのれ背後から襲うとは卑怯千万なり!名を名乗れぇぇぇぇぇぇい!」
「私、だが?」
「………霧城………殿」
「殿はいらん」
このお方は霧城 紗英。まるでヤクザの様な鋭い眼差しで獲物を射殺し、刃物の様な鋭い言葉で獲物(の心)を八つ裂きにして殺す、とても恐ろしい生物兵器だ。スタイルが良いので悩殺も出来ちゃうよ
「何か失礼な事を考えているな?」
「滅相もござぁせん!」
「ふん………まあいい………兎に角静かにしろ、いいな?田端」
「はい!ウサギにツノ静かにします!」
危機は去っていった
「………こ、怖かったよぅ………」
「田端君………霧城さんに目をつけられてる………のかな?」
「俺が一体何をした?」
「そんなもんお前が一番分かってんだろぅ?」
「………心当たりが無いぞ?」
「じゃあ多分顔が気に食わないんだな」
「酷い理由だ」
「みんな席に着けー。早くしないと爆破すんぞー」
担任教師が教室に入ってきた
「せんせーい、爆破ってどうやってやるつもりですかー?」
頭悪そうなモブがニヤニヤしながら担任に聞いた。あー、居るよね、クラスに一人こういう奴
「ん?これを使って」
そう言ってポケットから取り出したのは………手榴弾だった
あー、居るよね、クラスに一人こういう先生………いや居ねえよ
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