マヨネーズって言うほど白くない

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「いいから早く行くぞ」 「ちょ!耳引っ張んなって!」 千切れそうな位に耳を引っ張られながら二年C組に戻った 「只今戻りました」 紗英が言いながら名簿を担任に渡した 「おうご苦労だったな。我が下ぼ………生徒よ」 「今下僕って言おうとしたよな?あ?」 教育委員会に訴えるぞこの野郎 「まあそんな事より早く席に着け」 「ウイース」 自分の席に座りホッと一息を吐いた 「あ、そうだ………なあ河内、さっきクラスで変わった事なんでもない」 後ろの席に座っている(はず)の河内に話しかけると、河内が下田になっていたので俺は急いで視線を担任の方に戻した ………下田菌に感染したか、頭がおかしくなったかの2択だと思う 「多分前者だな」 「何がだ田端?」 「いや、ちょっと居るはずの無い人間が見えただけですよ先生」 「そうか、お前疲れてるんだな」 「まったくですよ先生。そしてそう思ったならもうパシらせないで下さい」 「それは断る」 「外道!クズ!変態教師!」 「なんとでも言うが良いわ」 ヌハハハハと豪快に笑うクズ………もとい、担任教師A(名前は不詳) うん。本当に清々しいクズだ
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