マヨネーズって言うほど白くない

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その後授業を受けたり逃げ回ったりしてたら昼休みになった 「田端、一緒にご飯食べよ?」 ガタタッ 「おい、発言に気をつけろよ?今の一言で折角の俺の努力が無駄になったぞ」 逃げ回りながら説得するのに使った午前中の休み時間が全て水の泡だ。クラスメイト達を見ろよ、こっちを期待と復讐に満ちた目で見てやがるよ 「だって私まだ学校の事とか分からないもん。だったらこの中で一番親しい田端と一緒に行動するのは普通でしょ?」 「いや、残念ながらそれは『普通の中』での普通であって、この『異常』な学校では普通ではないのだ下田よ」 「まあ………確かにこの学校の異常性はよく分かったけど………」 「あ………あの」 「ん?………ああ、瀬野さんか。どうしたん?」 「えっと、ね………もし良かったら………私も下田さんと一緒に………食べたいな………って」 瀬野さんが自分も同行したいと申し出た。恐らく下田を気遣ってくれたのだろう。優しいなぁ 「あ、じゃあ俺も行きたい」 どうやら河内も着いて来たいようだ。こいつは多分好奇心 「じゃあ俺も行「お前は来るな」………」 裏切り者の平野は勿論仲間外れだ
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