マヨネーズって言うほど白くない

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「今日は何処で食うんだよ?」 「屋上………とか………どう?」 「おお、いいね。そこにしようか」 教室を出て屋上へと続く階段を上がった 屋上の扉を開くと、空は快晴、小さな雲があちらこちらに漂っていた 「良い天気だなー」 「早くベンチに座ろうぜ。取られちまう」 我が校の屋上にはベンチが幾つか設置されており、天気の良い日には席取り合戦が繰り広げられたりもする ちなみに今日、我がクラスは少し早く終わったので周りにはちらほらとしか生徒は見られなかった 「ねえねえ田端?」 「ん?なんだよ?」 下田が俺の制服の裾をクイクイしながら(俺的ウィークポイント)話し掛けてきた 「あれあれ」 「ん?どれどれ?」 下田が指差したのは屋上のドア………いや、ドアの陰に隠れている平野だった 「どうするの?」 「どうするとは?」 「仲間に入れてあげないの?」 「んー………そうだなぁ………」 アイツは俺を裏切った裏切り者だしなぁ………そんな奴を仲間に入れてやる義理は無い………が 「まあ、いつまでもネチネチ嫌がらせじみた真似するのもなんだしな………じゃあ」 俺は声の音量を上げて言った 「あーあ!飲み物買ってきてくれる奴が居れば、ソイツと一緒に飯食うのになぁ!」 平野が走り去る音が聞こえた
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