マヨネーズって言うほど白くない

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それからキッチリ三十分引きずられ、やっと俺は解放された 「あ、終わった?」 「………」 「返事が無い………ただの屍の様だ」 「なんだそれ?」 「ドラクエにある有名な台詞だよ?知らない?」 「知らないな。瀬野さんはどうだ?」 「聞いた事は………あるかも」 三人の談話が聞こえるがあまりの全身の痛さに動けない なんとか動かせる頭を動かして見ると、寝たまま携帯を片手にニヤリと笑う平野と目があった ………アイツガ呼ンダナ? なんとか体を動かそうにも、やはり痛くて動かせない 「く………そ………」 悔しがっていると、たくさんの足音が俺に近づいてきた 「な………んだ?」 頑張って頭を動かせば、そこに居たのは人間を捨てた者達だった 『田端』 『食う』 『知恵』 『『『貰う』』』 「ちょ………お前………ら………やめ………う………うわあああああぁぁぁぁ………」 その後の事は、おぞまし過ぎて思い出せない
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