マヨネーズって言うほど白くない

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「………うわぁあぁぁぁぁ!」 「あ、気が付いた」 「大………丈夫?田端………君」 「心配したぞ?何せ『あれ?父さん?なんで手を振ってるの?あ、待ってよ、今そっち行くよ』なんて言い出したからな」 「こ………こは?」 「保健室だよ」 確かに薬品の臭いとかがする。てゆうかベッドに寝てた 「田端のお父さんって死んでたっけ?」 「いや?ピンピンしてる筈だが………」 ちょっと心配になってきた………電話してみるか 父さんの電話にかけてみると、あっさりと繋がった 「あ、もしもし?父さん?大丈夫?」 〈大丈夫って………何が?〉 「………母さん?え?なんで母さんが?」 〈………父さんは………今ちょっと手が離せないのよ〉 「待って、今の微妙な間は何?」 〈べべべ、別になんでももももも?〉 「………母さん?」 〈………分かった、正直に言います………実は父さん………死んじゃった♪〉 てへっという具合に、母さんは軽く、重い事を告げた 「………え?ごめん、息子としては流せない事態になってるんだけど………」 〈死んだって言っても大した事じゃないのよ?ただぁ………アの人ガ浮気なんカするかラ………〉 「ちょ、母さん!?声がマジすぎてもうギャグとしても流せないよ!なんで?なんでそうなった!?」 〈実は………父さんったらね?キャバクラに行ってたのよ!〉 ………は?
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