俺の友達が女の子になりまして

マヨネーズって言うほど白くない

「え？何？じゃあ父さんは、キャバクラに行った程度の事で包丁で刺されたの？」

〈包丁？いや、何を言ってるのよ。お母さんはただ、父さんに筋肉バスター………いえ、ここはお母さんバスターと言っておきましょう………を喰らわせただけよ？〉

「それリアルにやったら駄目な奴だから！人がガチに死んじゃう奴だから！」

〈母さんもね？流石にこれをやるつもりは無かったんだけど………父さんが『私にも付き合いというものが』っていうのを聞いたからもうカンカンになっちゃって………気が付いたら父さんが動かなくなっちゃってたの………でも父さん酷いでしょ！？私という者がありながら！他の娘と『付き合う』なんて！〉

「母さん………それは会社での『付き合い』であって若い女の子と『付き合う』という意味では無いよ？」

〈へ？そうなの？あら、やだ、どうしましょ？〉

「と、とりあえず父さんを復活させて！」

〈分かった。若い頃から父さんがよくせがんだ『アレ』をやってみるわ！〉

「え？アレって何？」

〈よーし！母さん久しぶりに頑張っちゃうぞー！〉

「待ってよ！アレって何！？」

〈懐かしいわねー。確か最後にやったのは貴方が生まれる前だったわね〉

「ま、まさか………アレって………」

〈さ、始めるわよー………耳掻き〉

盛大にずっこけた