マヨネーズって言うほど白くない

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「あの………誰ですか?」 ドアの方からだと窓から射し込む光によって相手の顔がよく認識出来なかった しかし、制服の下がスカートだったので、かろうじて女の子だとは分かった 「………」 「いや、黙られても………とりあえず大丈夫?びっくりしてどこか打ったりしてない?」 コクコクと激しく頷く謎の少女 髪がファサファサ大きく飛び跳ねていたので、長髪だと分かった このクラスであれぐらいの長髪って言ったら………下田か紗英ぐらいだよな? でも下田とはさっき別れたばかりだし、紗英はもう少し背が高い。つまり………このクラスの人間じゃないって事か 「まさか………泥棒とかしてたんじゃあ、ないよな?」 ブンブンと、今度は横に激しく顔を振る謎の少女 ………そんな激しく頭を動かして気持ち悪くならないのだろうか? 「………ん?つうかそこの席って………」 「-----っ!」 謎の少女はいきなり俺の方に走り出してきた 「え?ちょ、待っ」 そして俺にタックルをかまして、何かを頭に被せて俺に目隠しをすると、ダッシュで教室から逃げていった
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