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「いって………何もマジタックルする事無いだろうに」
体重は軽かったが、倒れた拍子に頭を打った
「ん?つうかなんだよコレ?妙に柔らか」
俺の世界が止まった
俺が頭から外して手に持っているのは、女性用のパンツだった
しかもなまら温かい
「………な………なな………なっ!」
自分の顔が、どんどん真っ赤になっていくのを感じた
「ち、痴女!?痴女だったのか!?男にパンツを被せる事を生き甲斐にしている痴女が!?」
………って、んなわけないか
「目隠しするならもっと他にあっただろうに………」
まあ、それだけ焦っていたという事なのか
「さて、ではあの謎の痴女が何をしていたのか。調べるとするか」
俺は謎の痴女が居た席に近付いた
そしてまず、どこか壊されていないか、教科書に落書きとかされていないかなどをチェックした
「ふむ………特に無し、か」
では一体何をしていたのだろう?
いや、もしかしたら何かをしようとしていたところに、俺が都合良く入ってきたのかもしれない
「なんにせよ、何もなくて良かった」
だって………『自分』の机にイタズラとか、嫌だもんな
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