マヨネーズって言うほど白くない

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「さて、では聞かせてもらおうかな?」 「何がかな?下田さん」 「お前………教室で何かあっただろ?」 「ギクッ」 「口に出すなよわざとらしい。で?何があったの?詳しく聞かせてみ?ほれほれ」 「………はぁ………あまり言いたくなかったんだがなぁ………お見通しか」 「こちとらお前と六年は付き合ってんだ。そんくらいは分からぁな」 「じゃあ話すが………この事は他言無用な?」 「分かったから早く話せやボケ」 とりあえずローキックしてから俺は話し始めた 「まあ、簡単に言うと、俺はイジメに遭うかもしれない」 「は?イジメに『遭った』じゃなくて?」 「おう。実はな?さっき教室行ったら俺の席に女の子が居てな?」 「ふむふむ」 「俺が大声出して教室に入ったらビックリして立ち上がったんだ」 「ちなみになんて大声出したんだよ?」 「いや、普通に『セリヌンティウゥウゥゥウゥゥゥス!』だけど」 「普通じゃねえよ」 「まあ、それでさ、いきなりタックルかまされて、パンツ被せられたんだ」 「………ただの痴女じゃね?」 やっぱりそうなのかなぁ?
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