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「あ」
家に帰って
「高科先生」が貸してくれたタオルを、持ってきてしまった事に気付いた。
―…まあ、涙とか鼻水とかついちゃったし…(汗)
洗って返そう…。
―……
「ふぇ?
加藤先生、遥にそんな事言ったの?」
「え?」
「『放課後の勉強会』だなんて!!」
「まあ、うん。」
「まじで!
考えられないよ!」
「え…なんで?」
「加藤先生、無類の女嫌いで有名なんだよー。」
「え…。」
「昔散々もてあそばれたって噂だけど…
…ナルホド、」
「ゆ、優香(汗?」
「今加藤先生は遥の事、
好きなんだね!!!」
「……ぱーどぅん!?」
「ぅお、英語嫌いの遥が英語使った(笑!!」
いや、それはないでしょ。
加藤先生は優しそーな文系男子だし、なんか
『ほわーん』
ってした子が似合うと、思う。
「いや、でも教師と生徒なんて…」
「いやいや!
実は知らないだけで、世の中には結構あるんだよー!」
「そう、なの?」
「だよ!!
―……で!?」
「はいΣ!?」
「加藤先生と…
正直どうなの(笑ww!?」
「何にもないよ、本当。」
加藤先生にも、
昔は色々あったんだな…。
私と話す時の先生は、
いつもニコニコしてて。
そんなの全然わからなかった。
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