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音色のWordが静かに消えていく
そしてまた音を発していく
繋いで繋いでEndlessへ
汽笛が鳴りはじめた頃には
曲がもう始まっている
音と音が繋がっていく
新たな伴奏がついて来る
感情が豊富過ぎて
苦しくなって来ることもあるけど
自己中なアイデンティティになることもあるけど
それでも一歩一歩歩き続ける
終わりなんかないんだよ
終わらせることはできるけど
遠く澄んだ空を見渡してみて
遥か長い海の道のり
届かずに溺れ死になろうとも
伝えていくから
音色のWordが静かに消えていく
そしてまた音を発していく
繋いで繋いでまだ続く
次々と消えていく音色たち
生涯を終えて死にゆく
本当に優しい友達だった
俺もやり切ると決めた
音色のWordが静かに消えていく
そしてまた音を発していく
繋いで繋いでEndlessへ
最後の音が鳴り終えた時
心臓が止まった もう俺はいない
でも思いが伝わればいい
心拍が止まったとしても
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