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葵くんに告白されてから約一ヶ月が過ぎたころ。
その後葵くんとの関係が気まずくなるかと思っていたけど葵くんがものすごく普通に接してきてくれていたので私もあの日のことは何もなかったかのような感じで接することができていた。
10月に入り各クラスともに文化祭の準備にとりかかっていた。
「えーとそれでは10月20・21日の文化祭の催し物を喫茶店に決定します」
学級委員長の広瀬蛍子(ひろせけいこ)ちゃんが教壇に立ち、放課後のホームルームでみんなで話し合って決めた事項を伝えている。
「それでは続いて役割分担を決めたいと思います」
「どんな役割が必要か皆さんの意見を聞きたいと思います」
それぞれ思い思いに意見が出る。
そして皆の意見でいくつかの仕事に分担された。
「時間も遅くなりましたので、どの仕事がいいか皆さん明日までに友達などと相談してある程度希望を決めておいてください」
「それでは今日はこれまでにします。また明日の放課後に続きをします」
委員長がそう言うと一斉に教室内がざわざわしだし早速友達同士で相談する人達がいたて私もゆきちゃんと相談する。
「桜どうする?」
「う~ん、何がいいかな?ゆきちゃんは何かしたいのある?」
「そうだな~、買い物係なんてどう?学校も抜け出してサボれるしいいんじゃない?」
「サボるの?それはダメよ」
「分かってるよ、サボるのは冗談だよ、桜は真面目だからね」
「ゆきちゃんが不真面目なんじゃないの?」
「うっ・・・ちゃんと買い物に行くよ」
「うん。当たり前だけどね」
ちょっと男勝りで勝気なゆきちゃんだけど私が言えばちゃんと聞いてくれるから好きだ。
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