プロローグ

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百貨店の地下から1階に上がりそして正面玄関から外に出る。 時間は昼の12時を少し過ぎたところで天気もよく空の青が眩しい。 そういえば腹が減ったな。 何か食べたいがこの時間この辺りはどこも人がいっぱいで並ばなければ食事にありつけそうにない。 そんなことを考えながら百貨店前の交差点に目をやる。 ここだったよな、あの事故があったのは。 事故があった時にここにいたわけではないが後でこの場所で事故があったと聞いたのだ。 「あれから15年か」 思わず独り言が出てしまった。 あの後色々あっていたたまれなくなった俺は高校の卒業を待たずに引越ししてしまうことになったのだ。 .
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