#1 俺と一緒に死んでくれませんか?

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『俺と一緒に死んでくれませんか?』 俺はもう疲れた。 毎日毎日、ろくな給料も貰えず超過残業の繰り返し。 たとえどんなに頑張ろうが、下っ端の俺達平社員には目も向けない上司達。 俺は疲れた。 両親は14の時に離婚。 母親に引き取られ2人で暮らして来たが、母は毎日のようにパチンコ屋へ通い詰め、ろくに働きもせず、借金はかさむばかりだった。 俺は生活費を稼ぐ為に高校へは行かず、コンビニと新聞配達のアルバイトをしていた。 そんな俺に母は『パチンコ代』と言うだけだった。 さすがにいつまでもアルバイトで暮らしていけるわけはない。 20になって小さい会社ではあったがなんとか就職する事ができた。 しかし、生活が楽になる事はなかった。 毎日ぼろ雑巾になりながら働いても給料は雀の涙。 その少ない給料さえ母親のパチンコ代に消える。 もう働いて何の意味がある? 生きていて何の価値がある? 俺は自殺を決意する。
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