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少し歩くと、Bチーム衣装、と書かれた部屋に連れられた。
「ここで好きな服装に着替えてください。もちろんネオ様の所属していたイギリス陸軍の制服もあります。では、部屋の外で待機しておりますから着替えが終了したらお呼びください」
アイナは笑顔を崩さず部屋の外に出て行った。
さて、これはどういうことだ? 何故着替えをする必要がある。もちろん武装のため着替えをするのは当然だが、ここにはドレスやら民族衣装、軍服、水着まである。これからファッションショーでもあるのかと思わずにはいられない。
それにいまさら軍服に袖を通すのも気が引けるが私服で戦争は自殺行為だ。一通り戦闘ができる服を選択していく。迷彩柄の帽子と上着、カーゴパンツ。黒のボディアーマー。コンバットブーツを選んだ。
着替えを済ませて扉をノックすると、アイナが笑顔で扉を開けて俺をつま先から頭のてっぺんまで見る。
「似合っていますよ。さすが軍人さんだけありますね。では、これを」
アイナは先ほど使っていた携帯端末と同じ型のものと手錠のような首輪を渡してきた。
「首輪をはめてください。それは心音、心拍数などが計れるものなんですよ。気をつけてくださいよ。首を絞められたら死んでしまいます。好きなところで10秒間止めてください、そうしたらロックがかかります。あ、安心してください、その首輪はこちらで自由に外すことができますから」
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