第0部~Prologue~

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イングランド某大学。  ここの大学はイングランド屈指のスポーツを重視とした大学である。もちろん学力の方もトップクラスである。  そこに青年達が汗と泥だらけになりながら白球を追いかけていた。イングランドは野球の人気はそれほどなく、メジャーなものといえばサッカーやラグビーだった。それでも青年たちは自分が一番好きなスポーツをして大学生活を謳歌していたのだ。  彼、フォール・セブンフィールドは史上最高の選手と呼ばれる程の選手であり、イングランド代表のレギュラーでもあった。  彼の身体能力は逸脱したものがあり、100mを9秒台。遠投150m超。球速160km/h。等非公式であるが天才的な才能を持った人物であった。  しかし、そんな彼は幼少の頃両親が事故死をしてしまった過去を持つ。それに運悪く親戚が一人もいなく孤児院に引き取られることになった。  そこの孤児院はお金こそ無かったが皆優しく接してくれた。フォールは16歳の時に迷惑をかけまいと自立し一人暮らしを始めた。そこからバイトをしながら学費、生活費を貯め勉強をする日が続いた。
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