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「はははそれは傑作だな」
「笑い事ですませるお前が羨ましいぜ」
お昼になり学食で昼食を食べる光、そして強制的に一緒に付いて来た豊華。
「しかし、凄いじゃないか今は現役のアイドルなんだろう?」
「らしいな」
「らしいなって興味ないのか?」
「ああ、全然興味ない」
「じゃあ何に興味があるんだ?」
「アニメと声優」
「すまん聞いた私がバカだった」
こんな会話をしていると。
「あら何楽しい事話てるの?」
「吉綱先生」
光と豊華の話を聞きつけてやってきたのは、吉綱美尋先生で美術を担当している。
「もし良かったら私も一緒に食べていいかな?」
「はいどうぞ構いませんよ」
「ありがとう森尾君」
光が隣の席が開いていたので立ちがあり、通りやすくする。
「どうぞ」
「ありがとう」
光の隣の席に座りお弁当箱をあけるが、この時美尋の心の中では。
(ああ、今日も光君と話せた…幸せ…でもなんでいつも、いつも…)
光の事しかなかった。
「それでなんの話をしていたの」
「たいしたことじゃありませんよ、不登校…じゃなかった御剣が俺のノートを貸してくれ言われて、貸してあげただけですよ」
「そうなの、森尾君は優しいね」
(やっぱり光君はいい生徒ね~ハグしたくなっちゃう…)
「しかしなんでわざわざ光の、ノートなんだ」
(それは光君が成績がいいからよ、三年生の貴女なんかにはわからないわ)
「友達が少ないからだと思うぜ、悪いやつじゃないんだけどな」
「そうね御剣さんの言葉にはトゲがあるわね」
「そうですね、それがなかったら友達なんてすぐできるのにな」
「それは少し難しいだろうな、私は会った事がないが、きっと周囲の人を警戒してるんだろう」
「そうかしらね…」
「ま、俺には関係ないけど」
「お前は相変わらずだな」
「二人は中いいわね、さすが幼なじみって所かしら」
(幼なじみだから嫉妬で怒りが爆発しそう…)
「まぁ腐れ縁ってやつですよ」
徐(おもむろ)に光は立ち上がると、それに連れて豊華も立ち上がるが。
「待て、ご馳走様でしたをちゃんと言えバカ者」
そう言うと制服を持ち、椅子に座らせる豊華。
「うるさいな、お前は俺の姑(しゅうとめ)か」
「黙ってご馳走様でしたを言え」
「…ご馳走様でした 」
「あ、あはは仲いいわね」
そして二人は、美尋に。
「お先に失礼します」
と言い学食をさって行く。
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