KT×YY

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「ちょっと、来て」 「…は?」 「いいから」 いきなり立ち上がって俺の腕を掴んで歩き出した いきなりすぎて全く状況が掴めないまま連れてかれたのは…人気のない道。 一気に、恐怖心が生まれた 「恐がらないで。殺したりはしないから」 頭を撫でながら言ってるけど、目が…餌を追う獣みたいで… 「お前何?いきなり連れてきて意味分かんねえ」 「そのうち、分かるよ」 睨みを利かして言ったけど何も動じずにそう言っていきなり俺の首筋に顔を埋めて噛みついてきた 「う、あっ…!」 鋭利なものに刺されてるような感覚と、くらっとする感覚 何なんだ…? 「ん、はあっ…」 こんな声も出した事がない。よく分からない感覚に膝ががくがくして座りそうになった瞬間、離されて支えられた 「…分かったでしょ?俺が吸血鬼って…」 耳元で囁かれた言葉を最後に聞いて俺は意識を飛ばした もう俺は"平凡"な俺じゃない… end. うへ、ぐだぐだ
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