KT×YY

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「宏太ー…」 「ごめん、ちょっと待ってて」 最近彼氏が構ってくれない。 最年長だから(ただ宏太の方が誕生日早いだけで俺も最年長だけど。)忙しいのは分かる。 でもちょっとくらい構ってくれたっていいじゃん ちょっとっていつまで? いつになったら構ってくれるの? ずっと寂しさ堪えて我慢してたけど今度ばかりは堪えきれなくなって思わず宏太に怒鳴った 「いつになったら構ってくれんの!?宏太のバカ!大っ嫌い!」 「は?何言ってんの」 宏太の冷たい声で我に帰って、自分が言ってしまった言葉に後悔した。 「…ごめん、気にしないで…。」 「高木くん…?」 「俺なんかほっといて!」 俺の言動に今まで相談にのってくれた山田が心配そうに声を掛けてくれた。 けどそれを俺は跳ね返してしまった ――…一気に空気が凍った。 自分が嫌になって涙が溢れた それを隠すように俺は楽屋を飛び出した _
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