YT×YY

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「おはよーございます」 やっぱり二人で来た。 すごく、苦しい。別れたはずなのに、忘れなきゃいけないのに、出来てない自分がいる いつもより寒いからか、精神的からか、左腕のキズが痛み疼いた 「高木くーん」 「あ、裕翔」 「最近元気ないけど…まだ落ち着かない?」 「…いや、大丈夫だよ」 心配してくれてるのにまた強がってしまった。 そのまましばらく裕翔と他愛もない話をして撮影も順調に終わらせた。 撮影が終わって楽屋に戻ってくると、いきなり左腕がズキズキ痛み出した。 ちらっと見てみれば傷口が少し開いて血が出てきていた。 「どうしよう…」 …何もしようがない…だけどみんなにバレたら怖い 「高木くん?」 「え?あ…」 ふと声がして後ろを向いてみれば、裕翔がいた 俺は咄嗟に左腕を隠した _
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