夢想水滸演武伝 第一巻

はじめに

この物語の世界観を少しご説明致します。
まずこの世界にはいくつかの国がありますので頭に地図を描いて下さい。

数ある国々の中で一番の規模を誇るプラウド王国、このプラウド王国を基準にして東南東方向にクリスタル女王国、チャトラ新興国、ディアナ共和国、アリエス王国、ナイワン騎士国などが点在しています。
さらにクリスタル女王国からは南西方向、プラウド王国からは南南東方向にディスタンス群島諸国という地域があります。
この３つの国を地図上で結ぶと正三角形が出来、その正三角形のちょうど真ん中に、クリスタル湖という湖があります。
今現在この世界で分かっていて地図に記されているのはこの国々です。

そしてこの世界には“真の紋章”と呼ばれる紋章と“伝説の神器”と呼ばれる武器が存在します。
その紋章がもたらす効果やその武器の威力など詳細は明らかではありません。

果たして真の紋章や伝説の神器が人間にもたらすモノは幸せか？…それとも不幸か？
プラウド王国の皇王ダイナーがなぜ真の紋章や伝説の神器を望むのか!?
世に再び戦火の火蓋が切って落とされた…。