ミュウツーの小説

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題名 覚醒 私の前で彼女はピクリとも動かない 肌は冷たくまるで冷蔵庫のようだ 「……」 私が攻撃を受けようとしたが彼女が庇って当たってしまった その時赤い花びらが宙を舞った 「フハハハポケモンを庇っていくなんて最高じゃないか」 目の前でハンターが平然と笑っていた 苦しい 胸が張り裂けそうだ 怒りと同時に私は何かが込み上げていった 涙も出ない 何なんだこの気持ち… 「うわっ…なんだ」 私の体は黒くなり目の瞳は赤色になった 「許せないお前も散らせてやろうか?ふふっ」 怒りに身を任せ私は覚醒してしまった 森がざわめく 鳥たちは逃げていく 私は黒いオーラを見にまとい超能力で彼女にはバリアを張り 私のいる半径百メートルすべてを吹き飛ばした 「ぐわっ」 ハンターは宙にまい赤い花びらのように散った それでも止まらない私の覚醒 しかし… 「や……めて…ミュウ…ツー」 微かに聞こえた彼女の声 彼女は微かに息をして私の手を精一杯掴み涙を一滴流した それを見て私の黒いオーラは止まり我に帰った 「大丈夫か?」 その後彼女は一命をとりとめた 覚醒 私の裏の姿 彼女にはもう見せたくない
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