鬼ゴッコの始まり

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【保健室】 絆さんはまたどこかへ行ってしまった 「私は桃桜子(ももさくらこ)。1-Cです」 高校生には見えないな。小学生並にちっこい 「君も爆発に巻き込まれたのか?」 「はい」 「そもそも校長の爆発ってどんな感じなんだよ」 「両手を真横に開くと体が光りました・・あれはまるで」 「まるで?」 「ピッコロ大魔王でした」 ・・・・ハッ、なんだ?今のは?聞き間違いか? 「それにしても君みたいな娘が校長と闘うなんてなぁ」 どうみても俺より弱いと思うが 「校長はロリコンって聞きましたから」 ああ・・普通のキャラに会いたい その時保健室がガラッと開いた 「・・・・」 いまはまだ普通の男の人が入ってきた。生徒を何人か抱えている 「怪我をしている。手当てをしてくれ」 「えっ?あ、あんたは一体」 「3-A。影裏京大(かげうらきょうだい)。まだ傷ついた生徒がいる・・ごめん」 先輩だったのか。と、いうか人助けって・・ 「いい人ですね。影裏先輩って」 桜子が呟く 「知ってるのか?」 「ハイ。ボランティア活動に積極的で人助けのしすぎで貧乏になった人です」 今度はまともすぎて変わってる設定か? 「頼む」 影裏先輩が再び生徒を連れて帰ってくる。頼むと言われても困る 「あのー先輩。俺達に手当てを頼まれて、も?」 ヒュルルルルル 何の音だ?上? ヒュルルルルル だんだん音が大きくなって・・ ドンッ!! 「バナナウマカッタワイ!サアシアイサイカイジャ!」 上空にバナナなんてあるのかという疑問より、今度こそ終わったと思う輝なのであった
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