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【２－Ｃ教室】
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。最後の時間、ホームルームだ
のんきにあくびをしている彼の名は新巻輝（あらまきひかる）
前作に続いて今作も一応主人公だ
「一応ってなんだ？」
隣の佐藤さんがこっちを振り向く。謎の発言をしたクラスメートに怯えていた
「佐藤さん。大丈夫、いつもの事だから」
自分で言うとますますおかしい気がした
ガラガラ・・
玖珠（くす）先生が入ってくる
「今日は皆さんに見て欲しいものがあります」
かなり真面目な顔だ。きっと凄い事なんだろう
「最初のページに戻って校長先生の下りを読んで下さい」
・・・・・・
・・・・・・
うおーーーっ！！生徒のテンションがあがる！
鈴木はテンションがあがりすぎて窓から飛び降りる！
「というわけで負けるわけにはいきません。先生はお金、好きですから」
キッパリと言い切った
「あの、先生。鈴木君が大変な事に・・」
山田君が心配そうに窓の外を見る
「誰か救急車を呼びなさい。でも良かったですね、優勝した時の取り分が増えますよ」
キッパリと言い切った
「みなさんに言いたいのは一ヵ月後の行事に向けて努力する事。そのためなら一ヵ月休んでもいいです。出席扱いにしますから」
キッパリと言い切った
田中さんが手をあげる
「先生。努力って何をすればいいんですか？」
「校長を陥れるために適した行動をできるようにして下さい。殺し以外は許可します」
キッパリと言い切った
「では、以上！解散！！」
玖珠先生は野獣のように走って教室を出た
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