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【帰り道】
さっき最初しか喋らなかった主人公が自転車を漕いでいる
「あんな空気で喋れるかっ!」
後ろの人が振り向く
「前回より平和に始まったのにすでに地獄が始まりそうだぞ・・」
輝は薄々気づいていた。今回は前よりアホな話だと。
滝さんの家の近くを通るとメイが掃除をしているのが見えた。
「メーーイ!ひゃっほーい!」
いきなりハイテンションで手を振った時、メイはどうなるのか!?
・・・・・・
・・・・・・
通り過ぎてしまった
「反応が遅いの忘れてた」
今度からかなり遠くから叫ぼう。そう思った
商店街を通る。今度は絆さんを発見
「ふっふっふっ。俺はバカではないからな・・」
メイの様に挨拶をすると光の速さで飛んでくるだろう。なにかが
「こんばんは。絆さん、今日もツンデレですか?」
ズバーン!
絆のダッシュ右ストレートが輝の横頬を捉える!
「ぐはぁっ!!」
横に吹っ飛ぶ輝。無人の自転車は前をぐんぐん走っていった
「相棒・・ま、待ってくれ」
よろよろと追い掛ける輝、それを見てケタケタと絆が笑った
【新巻家】
「たーだいまっと」
家に入ると母親と妹がいた
「あら、輝おかえり!今日は早いのね!」
新巻冴子(あらまきさえこ)、俺の母親。物を隠すのが趣味な変な奴だ
「お兄ちゃん。おかえりなさい」
新巻彼方(あらまきかなた)、俺の妹だ。礼儀正しいが趣味が黒魔術の変な奴だ
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