鬼ゴッコの始まり

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【自宅~登校】 「おーはよっと」 「お兄ちゃんおはようございます」 「おはよう、輝」 妹と母がいた 「本当に今日行かなきゃならんのか?殺人ショーになるかもしれんのだぞ?」 「楽し・・・いえ、お兄ちゃんの雄姿を楽しみにしています」 妹とはしばらく口を聞くまい 「じゃあ私たちは観てるから~」 母は立ち上がり、敬礼をした 「死なないで」 「い、行きたくねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 前回はあんなに行きたがっていた(そうか?)学校が今は、とてつもなく行きたくない はぁぁ~・・・ 「よっ。なに不景気な顔してんだよ」 いきなり声をかけられ振り向く 「き、絆さん・・」 殺される!? ズガーン! 上段回し蹴りが横腹にめりこむ! 「あんぎゃあああああ!!」 枯葉の様に舞う俺 「何でアタシから声かけたのに殺されると思うんだ!アホ!」 ああ、心も読まれてる 「でもダメだね~。2-Cの戦士なんだろ?今のを黙ってくらうなんてさ~」 「な、なぜ絆さんも知っている」 絆さんは雑誌を持ってくる 「えーなになに。○月○日成案高校が空前絶後の死闘を開催!場所は成案高校!・・」 輝の体から全ての汁が漏れた 「ふふん。アタシも行くしね~」 「ええっ?観にくるの?ていうかこの規模の大きさは何?」 チッチッチッ・・指を振る 「アタシは2-Cの助っ人だからな」 時が止まった
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