再々会

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春休みに入り、すぐに約束をした。 前日の夜間透析のことを考えて、待ち合わせは、午後の1時半。 お昼を食べてゆっくりしたくらいがちょうどいい。 久しぶりに彼女の家に行くとあってかなり緊張して、結局、昼ご飯もまともに食べてない。 これじゃ、ヘタレと言われてもしゃあない。 「もうすぐ着きますか?」 すでに、家の前に立った時のこのメールに少し和んだ俺は、 「今から行くよ」 とメールを打つと同時に、ピンポンを押した。 中から、澄んだ声が聞こえ、ドアが開くと、 「こんにちは」 と、なんとも普通の挨拶をした俺。 「え!」 そう聞こえたかと思うと、パタンと目の前のドアがしまった。 すぐ開くと思ったドアがまだ開かない。 どうした?
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