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「……正座。」
『はい。』
俺様は、華麗なジャンピンク土下座をしてやった。
俺様スイーツ達の為なら、なんだってしてやるぞ。
例え、四時間近く説教されようとも。さぁ、煮るなり、焼いたりするのは、痛いから勘弁だが、好きにするがいい。
「それで変装していると、思っていたんですか?」
唐突に何を言い出すんだ、こいつは。
…ん?…ちょっと待て、もしや
『俺様の完璧な変装を最初から、見破っていたのか?』
はっ、そうか。こいつエスパーたがら、きっと俺様の完璧な変装を見破ることだって、出来る筈だ。
迂闊だったな…。
「当たり前でしょう、貴方自分の容姿を理解してますか?眼鏡かけて、髪を黒くしたぐらいで、貴方の顔立ちは、隠せるような物では無いんですよ。それでばれないと思ったんですか?あ、答えなくて結構ですよ。答えなんて分かりきってますから。大体、胸元にある生徒会の印でもあるブローチを外さないと意味ないでしょう。」
おぉ、そう言えばブローチ外すの忘れていたな。
何時にも増して、凄いマシンガントークだな、相手に言い訳を言わせる隙を与えないとは…。
一般生徒何て、此方をチラチラ、伺いながらも九条のマシンガントークに驚いてるぞ。
「潤余所見しない。」
『…すまん。』
…デジャブ。
「はぁ。…もう良いです、さっさとご飯食べますよ。」
!?
『もう、説教は終わりなのか?まだ、五分と経っていないぞ?』
俺様もっと、怒られると思っいたから、拍子抜けした。
「こんな、人の多い所で長々説教出来る別けないでしょう。風紀の奴等が来てしまうのも、面倒ですし。」
確かにそうだな、成るべく彼奴には関わりたくないからな。
『よし、では行くぞ。デザート達が俺様を待っている』
俺様が鼻歌を口ずさみながら、足早に二階行こうとすると、突然誰かに腕を掴まれた。
『…何だよ。』
「クスッ。潤こそ何言ってるんですか?もちろん、デザートはお預けに決まっているでしょ。」
『なっ!!…う、嘘だよ、な?』
そんなのって、あんまりだ。
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