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「嘘なわけないでしょう。貴方に、何言っても直りそうに無いですからね。此で、こりたら自分の行動に気おつける事ですね。」
「あは、潤ちゃんドンマイ!!」
くそっ。充緒の奴一回殴っとくか。
…いや、まずこの状況を何とかしなくては。デザートお預けだと、そんな馬鹿な。
元はと言えば、俺様がいけないのかも知れないが、だがな、皆聞いてくれ。出来心と言う物があるだろ?
例えば、触るなって言われたら、触りたくなるだろ?押すなって言われたら、押すのが礼儀なんだろ?ダチョウさんが言っているでは、ないか!!
俺様もそんな感じだったんだよ。
はっ!!そんなことは、どうでも良かった。速く謝らないと。
『すまん。俺様何でもするから、デザートだけはっ。』
く、屈辱だっ。だが、負けるな俺様!!
「…何でも、ですか?」
む、九条の奴また、俺様をガン見しやがって、言わねぇとわかんねぇつうの。
「おーい、副会長ぉ。戻って来てー。副会長が、そんなんじゃ、ダメでしょー?今日は潤ちゃん甘やかしちゃメッ!!だよぉ。」
「っ!!…ゴホン。何を訳の解らないこと、言ってるんですか?私は決してナニも考えてませんよ。兎に角、潤。今日はお預けです。これで懲りたらもう少し自分の行動を見詰め直すことですね。」
…………。
チラッ。
……………。
チラッ。
………………。
「っ。貴方はっ、人は言ったそばから。そ、そんな、顔しても、駄目ですからね。」
「……かわいい。」
「ちょ、潤ちゃん、その顔反則だよぉ。」
3人とも、何言ってんだ?人が落ち込んでる時に。
…はぁ。俺様が悪いんだし、デザートが食べれないなら帰って、チョコプリン食べるか。
さようなら、俺様のスイーツ達。
『…俺様帰る。』
「えっ!?ちょ、潤。待ちなさい。」
『精々、俺様の為に、料理長が態々作ってくれた。俺様のプリンとジャンボパフェを3人で仲良く食べてくれ。』
「えー、潤ちゃん帰っちゃうのぉ?」
「…うる。」
『また、明日。』
俺様は、3人に手を振ると自室へと向かった。
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