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次の日
「あれ?副会長。書記。今から、生徒会室向かうんすか?」
「あぁ、充緒でしたか。まぁ、そんな感じです。」
「………。」コク。
「へぇ、何時はもう少し早い時間帯には、要るのに珍しいっすね。……あ、もしかして、昨日の潤の件の事、気にしてるんすか?
「まぁ、ね。昨日は厳しくしちゃったから、どんな顔して、会えば良いかと考えてしまって。」
「あー。まぁ、潤にはアレは、きつかったでしょうね。潤あのデザート目当てで生徒会入った所も絶対あると思いますしねぇ。」
「…はぁ。そう考えると、どうも足が進まなくて。」
「……着いた。」
「………着いてしまいましたね。」
「成るように成れっすよ。俺達も多分同罪でしょうし。」
「………開けますね。」
―――――――ガチャ。
「「「…………え?」」」
生徒会室で3人が見たものは
「あぁ、御早うございます。皆さん。何時もより少し遅かったですね?何処か、お身体でも悪いのですか?」
「え?う、潤ちゃんだよ、ね?」
「可笑しな事をいいますね、生徒会室は一般生徒立ち入り禁止ですよ。私の他に誰がいると言うんですか。」
昨日食堂で潤が変装していた時の黒髪眼鏡というルックスで仕事をこなしていた。
「で、ですよねぇ…。何故そんな格好してるの?」
充緒は、混乱しながらも何とか、潤に質問する。
『そんな格好?何の事を言っているのか分かりませんね。私は、この通り何時も真面目ですが?』
潤は、話ながらも、物凄いスピードで、仕事をこなしていた。
「……潤…、頭、打った…?」
『犬飼さんまで、何を言い出すんですか?…おっと、いつの間にか、1ヶ月分の仕事を終らせてしまった。真面目だから、次の月の分もやっておくとするか、真面目だから。』
「「「……………。」」」
(ねぇ、絶対潤ちゃん昨日の事気にしてるじゃん。どうすんのさ。)
(……潤。直、る?)
(はぁ、どうしましょう。何故、潤は違う方向に行ってしまうんでしょうか。少し、自分の行動に気を付けてくれるだけで、良かったんですが。)
(あの、潤ちゃんが、まともな思考回路を持ち合わせている分けないでしょ。)
(…充緒、…酷い。)
(…兎に角、此処は直接聞いてみるしかないですね。)
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