会長と親衛隊

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「では、まず始めに1年」 「はい。1年生は今の所46名が所属しています。様子見の者は8名です。」 様子見とは、過去に何等かの問題を起こした者や親衛隊持ちの者などの事だ。 その人物が、潤にとって害を成さないか、プラスかマイナスかを見極めている最中の者をさす。 序に、説明すると、一学年A~Fクラスまである。一クラス35名と振り分けられているのだ。一学年で合計すると210名と、なる。 「入学してきて、まだ、一ヶ月だと言うのに、少し多いな。…まぁ、今回はあの事件があったからな。では、様子見の生徒の資料を私に回すように。後は私が引き受ける。次2年」 学の言葉に1年は、礼をし、席に座った。 「うっす。2年は、あの事件の所為か、24名が希望して来ました。内、22名は危害無いと判断したので、今の所合計すると117名に成るっす。後の二名は、少々厄介な人物なので、検討見です。」 「分かった。先程同様、様子見生徒の資料は私に回すように。後申し訳ないのだが、まだ、不馴れだろうから、1年の面倒も見てやってくれないか?」 「うっす。分かりました。」 学年代表は、とても大事な役目。上級生代表者が下級生代表者に色々教えてあげるのは、潤の親衛隊の中では当たり前のことなのだ。 勿論、学も今の2年等の面倒を見てきた。 「では、3年の方は4名希望。その内一名が問題のある奴だ。今は検討見と言うことにしてある。合計すると121名だ。1年から3年合わせると284名が潤様親衛隊に所属している事になる。一人一人潤様の親衛隊に入った事を自覚し、この名に恥じない行動をするように。万が一馬鹿な行動をした者は、私直々に手をくだしてやろう。」 学の言葉にまたもや回りが氷りついた。 「では、次に入らせてもらう。潤様に関しての報告がある者は、いるか?些細な事でも、構わない。」 「はぁい。」 手をあけだのは、チワワみたいな小柄な生徒だった。 「前田。」 どうやら、小柄な生徒の名前は前田と言うらしい。 サブキャラなので、覚える必要性は一切無いと作者g(( 「最近潤様が事件を起こす事が多いと思うんですがぁ、何か対策とかぁ、未然に防げるようには、なりませんかねぇ?」
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