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固まった俺が見たのは全身あざだらけの体だった
タバコの焼き付け跡 が背中のほとんどを占めている
肩や腕には青あざだらけ
鞭でただかれたであろう跡もみみずばれとして残っている
両手首には真新しいリスカットの後がある
固まる俺に少女は背中をむけ頭を洗いながらこういった
「聞かないんですか」
その声は今までのかわいらしい声ではなかった
・・・暗く淋しそうな声だった
俺は彼女の背中をみながら答えた
「・・・会ったばかりの俺が聞いていいことじゃないだろう・・・」
彼女はそれ以上俺に話かけなった・・・
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