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おいらは赤子の捨てられた時、お金を持っていたが誰も育てようとせず偶々通りかかったサーカスに揺りかごと揺りかごに入っている通帳ごと拾わられ、見せ物として育てられた。 赤子の時はただの見せ物で6歳から鞭で叩かれながら芸を獣のようにおしえこまれた。 そして8歳の蒸し暑い夏の夜、おいらは先日火の輪くぐりで失敗し、怪我をして牢屋で獣のような見せ物でサーカスに出されていた。 小さい時、芸を仕込まれるまで今と同じ牢屋での見せ物で、檻りの外から棒でつつかれていたが今回は怪我が悪化するのを考慮してだろう。 ただ見られるだけだった。 暇なおいらは真ん中で座って 治ったらまた叩かれながら教え込まれる。 こんなの嫌だけど団長が育ててくれなかったら今頃は生きていないだろう。 うんそうだおいらがミスをしなくなったら叩かれなくていいんだ。 そう、おいらが悪いんだ そう考えている時だった。
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