8/22
前へ
/230ページ
次へ
おいらは檻から出て男の人の数歩後ろを着いて歩く。 周りの客が物珍しそうに見ている。 おいらはサーカスから出て男性に文句を言う。 「おいらいったいこれからどうすればいいんですか!? サーカスにいたら最低飯は食えるのに!! あんたが脅したからおいらもうサーカスに戻れないっす!!」 おいらの目から涙があふれマスクをつたって流れ落ちる。 その時啜り泣きがゲコッゲコッ言ったがどうしようもない。 「……………は?」 男性は団長がしたように訳が分からないと言った顔をする。 「は?じゃねぇーですよ。 よくも余計な心配しやがったな。」 おいらは怒りにまかせて一気に吐き捨てる。 しかし男性は
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加