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その後、
「名前は?」
聞かれるが
「なっ……無いです」
「フム……」
御主人様は何か考えていらっしゃったがそのまま歩き一つの建物に入る。
おいらは建物内の椅子に座ってろと言われ待っており、数分して呼ばれる。
「何でしょうか?」
「この子には名前がないのだ。」
そう御主人様が受付嬢の人に言う。
「では着けては」
「億劫だ」
「でっ、ですが…」
話は分からないが御主人様はかなり無茶を言っているように聞こえる。
「何なら君の名前をつけてもいい。
それが嫌ならこの子通帳からすべて引き出して私のに振り込め。
勿論私が誰か知っているよな?」
そして受付をあとにした。
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