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「ふ~ん…あんたたち召使いと御主人様の禁断のぉ~?」 一人の女子生徒がおいらの方にくるお嬢様に言う。 「無い無い。それは無い。」 お嬢様がデスマスクのような無表情で言葉を返す。 エルザとしては醜い召使いにそんな気はないと言うことを無表情で言うことで信憑性を出している。 「あら~他の男と同じ道をたどっちゃたわねぇ~」 「同居してるのに召使いちゃんカワイソ~」 女子二人がおいらにそう言う。 そこでおいらは戦慄を感じ、今までの辻褄がパズルのように合わさる。 あの冷酷そうな無表情 その冷酷のような表情と男児生徒が泣いて去っていった事 そして振ったり踏んだりという攻撃的ワード これらのことからお嬢様が男児生徒に暴力行為をしているという結果に繋がった。
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