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ここは北海道間宮中学校である。私立でこの辺りでは名門校である。そして、この学校の門の前にひとりの正装した少年がたっていた…
「ここが宮チューかぁ~」
彼の名前は中田充(ナカダ ミツル)。今年から中1のここの新入生である。そして彼はここで初めての疑問を持つ…
「なんで門閉まってるの?」
ちなみに、時は4月6日14時27分。だからとっくに誰もいない。入学式は終わっているし、先生方は1年にほど少ない休暇で、入学式の後はいなくなるのである。そして、ミツルの親は、父は単身赴任、母は2日前階段で転げ落ち、足を骨折し、入院中である。更にミツルは一人っ子。だから誰も起こしてくれなかった。…ということで、ミツルは入学式に寝坊し、初日からサボったことになる。寝ぼけていたミツルもやっとそれがわかったようで。だが、ミツルは何も気にせず家に帰った…
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